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OTは障害者の生活再建コーディネーター


by epaphras
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老健でした作業療法士らしいこと。

身体機能訓練(基本動作)はPO共に行わざる負えない。PTは運動療法についてしっかり教育を受けてきているが、OTは二番煎じで運動療法の真似事をする。
では、PT以外の領域で私は何を老健でしてこれたのか。

いくつか思い出しながら検討してみることに。
1:高次機能障害のある方へのベッド⇔車椅子間の移動、移乗、セッティングを居室で行い、
空間認知の改善を兼ねてADL動作訓練に結びつけた。
2:片麻痺の方のフットプレートの工夫。
3:片麻痺の方のシーティング、姿勢調整へのアプローチ。
4:生活リハビリとしての歩行訓練を
フロアのケアワーカーおよび看護サイドとの協力により、フロアにて確立しようとしたこと。
5:右上肢のみに随意性のある方へのワープロ作業の導入、今後の社会的交流手段としてのインターネットの利用を踏まえて。
6:下肢装具の修理、業者に出すよりも私たち自身の手で直す。
7:退所指導の一環として、自宅の浴室、トイレへの手すりの設置。建築士と一緒に考える。
8:作業の導入
①片麻痺50代男性、活動意欲低下、抑うつ傾向。趣味の絵画の継続していただき、生活リズムの維持。
②片麻痺70代女性、両手操作、利き手交換として、ちぎりえ、書字訓練の導入。
③高齢者の両手操作機能の改善として、アンデルセン手芸の導入。
④高次脳機能の構成障害、空間認知障害の改善を目標に、陶芸の導入。
by epaphras | 2006-06-23 23:12 | 老健日記