1年間を振り返って、精神科でのリハビリの必要性あり。
2007年 12月 24日
精神科内のリハビリテーション部門に配属されて丸一年が過ぎました。
はじめは、精神科なのに身障のリハビリかあと思い、精神科作業療法士として頭の中をどう整理してゆくか戸惑いもありましたが、
一年たってみれば、
精神科の患者さんを見ていることには変わらないし、精神疾患があると普通の病院で務めているPTさんにはどう対応してよいか分らない微妙な関わり方があるので、
作業療法士ならではの精神疾患の患者さんとの関わりのノウハウが非常に生かすことのできる職場だと気がつきました。
作業療法士としての身障領域のスキルと精神科領域のスキルを同時に活かせる面白い領域でした。
精神科作業療法も、対人関係スキルや作業活動など退院への支援などを中心に議論が進んでいると思います。確かに、急性期の薬物治療も発達し、また、比較的青年期に発症しやすい疾患なので、メインは上に描いたことへの対応を作業療法としても進めてゆけばいいと思います。
けれど、忘れてならないのは、すでに老年期に入り長期入院し、身体の衰えを覚えている患者さんたちも大勢いることです。
これらの人たちでまだ歩ける人たちはいいですが、
廃用性の筋力低下でリハビリをしなければ即寝たきりとなる方々が大勢いるのです。
一般の人々に対しては最後まで健康を維持してゆくことの大切さとリハビリの必要性が認知されてきているので、介護保険部門はにぎやかになりました。
けれど、高齢の精神障害のかたがたは自己主張もあまりできず、そのため、精神科単科の病院内では、リハビリを受ける機会もなく、
寝たきりになってしまう状態がそのまま見過ごされているのが大方の現状ではないでしょうか。
こんなところにもまだ、精神障害者への偏見があるきがします。
はじめは、精神科なのに身障のリハビリかあと思い、精神科作業療法士として頭の中をどう整理してゆくか戸惑いもありましたが、
一年たってみれば、
精神科の患者さんを見ていることには変わらないし、精神疾患があると普通の病院で務めているPTさんにはどう対応してよいか分らない微妙な関わり方があるので、
作業療法士ならではの精神疾患の患者さんとの関わりのノウハウが非常に生かすことのできる職場だと気がつきました。
作業療法士としての身障領域のスキルと精神科領域のスキルを同時に活かせる面白い領域でした。
精神科作業療法も、対人関係スキルや作業活動など退院への支援などを中心に議論が進んでいると思います。確かに、急性期の薬物治療も発達し、また、比較的青年期に発症しやすい疾患なので、メインは上に描いたことへの対応を作業療法としても進めてゆけばいいと思います。
けれど、忘れてならないのは、すでに老年期に入り長期入院し、身体の衰えを覚えている患者さんたちも大勢いることです。
これらの人たちでまだ歩ける人たちはいいですが、
廃用性の筋力低下でリハビリをしなければ即寝たきりとなる方々が大勢いるのです。
一般の人々に対しては最後まで健康を維持してゆくことの大切さとリハビリの必要性が認知されてきているので、介護保険部門はにぎやかになりました。
けれど、高齢の精神障害のかたがたは自己主張もあまりできず、そのため、精神科単科の病院内では、リハビリを受ける機会もなく、
寝たきりになってしまう状態がそのまま見過ごされているのが大方の現状ではないでしょうか。
こんなところにもまだ、精神障害者への偏見があるきがします。
by epaphras
| 2007-12-24 11:39
| 病棟日記